らんちゅうブログ
2017年3月14日 火曜日
ほぼ予定通り
今日が大潮の4日目ですが、昨日までで4腹採りました。
今回の大潮での産卵は予定終了です。
掛け合わせ第一号は予定日より一日遅れて12日に2腹。
掛け合わせ第二号は同じく予定日より一日遅れて13日に2腹です。
我が家の仔引きは産卵行動の開始を待って、全て手絞りで行います。
あらかじめ採卵の準備を行います。
12日午後の画像です。
ゴツイ系の2腹を採り終えて翌日の産卵に備えている画像です。
いい天気でしたね。
背伸びをすると海が見えます。
(今回の産卵の様子)
便宜上、我が家の系統に命名をしておきます。
昨年の自家産同士の仔達(4月6日生まれ)をコブリ系。
昨年のO氏の雌に自家産の雄を掛けたもの(4月7日生まれ)をゴツイ系とします。
ちなみに昨年は同じ雄達を使っているので
コブリ系とゴツイ系は異母兄弟にあたります。
3月11日
今年初めての早起きをしてこの日にゴツイ系から採る予定でしたが、
全く兆候がありませんでした。
3月12日
ゴツイ系の雄8匹のうち3匹がお気に入りでしたが、
3匹ともまだ腹が固く雌を追ってはいるものの
精子を絞ってもかぼそいのが3mm程度出ただけでした。
他の雄を使って手絞りで数1000個採卵した後でリンゲルを使いました。
リンゲルは精子がほとんど出ない時の最終手段です。
ボールにラップを敷いてリンゲルを50cc入れます。
先に雌の卵を絞ります。
次に雄の精子を絞りますが、空中での動作になるので精子を出したのかどうか確認出来ません。
出ているかもしれない精子を使う為に
雄の梶びれのあたりをリンゲルに着けてささっとゆすぎます。
急いで卵と精子を混ぜながら水でリンゲルを薄めます。
受精は一瞬で終わります。
受精卵をだまにならないように混ぜながら寒冷紗を敷いた容器に散布します。
かなりラップに受精卵が残っているので綺麗に指で拭って移します。
人工授精から3分後の画像です。
13日(大潮3日目)
この日の魚達のテンションは最高でした。
夜明け前には産卵が始まっていました。
ゴツイ系で前日に唯一産んでなかった魚は夜中に産み落としていました。(無精卵)
コブリ系同志の掛け合わせの中に1匹だけゴツイ系の雌を入れていました。
この魚が先に産み始めたのでコブリ系の雄達を使って絞りました。
まともに絞れば1万は超えるでしょう。
多くは要らないので数千個だけ絞りました。
次にコブリ系の本命雌ですが、コブリ系の雄達を使い2千個程絞って一休みです。
さてさてゴツイ系のお気に入りの3匹の雄達はどうでしょう?
お腹が昨日よりはるかに柔らかくなり精子の出が良くなっています。
これは今日は普通に使えます。
再び先ほどの2匹の雌達からお気に入りの3匹の雄を使って絞りました。
狙い通りの雄達から仔引きができて大満足です。
それにしても雄の能力は一日でこんなにも変わる物なのだとあらためて感じました。
人工授精翌日の卵です。
しばらくは受精卵を観察してゆきます。
投稿者 石原 | 記事URL
2017年3月 9日 木曜日
わくわくしない
このところ寒いですね。
風も強いし。
飼育場では今朝薄氷がありました。
そんな中予定通りに掛け合わせを行いましたが、
なぜか例年と違ってわくわくしません。
やはり種雌に物足りなさを感じているせいでしょう。
雄はいいのにな・・・
すべて4月7日生まれの同腹の兄弟です。
8匹の雄に対して5匹の雌を入れてみましたが、
さすがに8対5では受精率が下がるな。
とか
じゃあどの雌にする?
種雌はボディといいますが、他にも必要最低限の条件が在る筈。
遺伝させたい長所より遺伝させたくない欠点が多い魚達。
魚を舟の中に入れたり出したり、
あーでもないこーでもない。
なぜか今年は産まれてくる仔達の姿が想像できない!
お気にいりの魚達がすべて雄になったのが痛い!
いっそのこと採らんとこか・・・
それもありかも!
雨はパラつくし寒いしお腹が痛くなってきました。
とり合えず3匹の雌を合わせました。
赤勝ち二匹が雌です。
頑張ってね!としか言いようが無い。
明日は4月6日生まれの掛け合わせを行います。
投稿者 石原 | 記事URL
2017年3月 5日 日曜日
採卵まであと数日
今日は産卵に使う雄達を選びました。
今年はずっと青水で飼育していたので初めての新水になります。
このまま餌を少量にして9日(大潮の二日前)まで過ごします。
9日に再び新水で水替えをして雌と合わせます。
そして餌はしっかりと与えて11日の産卵を狙います。
例年このパターンで採卵に成功していますが、今年はどうでしょう。
適当にパシャパシャパシャです。
それにしても白勝ちの魚、オスのくせに腹がでかすぎ。
メスに性転換するのじゃないかとチョット心配しています。
同様に4月6日生まれの雄達も水替えをしました。
この仔達は我が家の特徴がよく出た魚達です。
良し悪しは別として・・・
らんちゅうの世話をしていると、年々体力が落ちていくのが分かりますね。
頑張れじぶん!
とにもかくにも体重を落とそう。
投稿者 石原 | 記事URL
2017年2月26日 日曜日
追星パートⅡ
昨日に引き続き水替えをしました。
日焼けしました。
4月7日生まれの雄達の追星はかなりはっきりとしてきました。
兄弟はしっかりと追星を出しているのに・・・
いまだに雌雄不明なのがこの魚です。
昨年のブログでご紹介しました。
雌雄が分かったら是非ブログで公開して下さい。
と頼まれていましたが、
全く分かりません。
兄弟も小さく華奢な子が多い。
そんな中、異常に成長したのがこの魚。
両親も爺ちゃんも婆ちゃんもみ~んな我が家で生まれ育ちました。
でもこの子はちっとも似てないの。
この子は多分突然変異。
尾は少し小さく、物足りないけれど、この目幅と背幅が好きです!
だから早く大人になろうよ~!!!
投稿者 石原 | 記事URL
2017年2月25日 土曜日
大潮
我が家の採卵は次の大潮の3月11日からの予定なのですが、
大潮の時は急に性成熟が早まったりオスもメスも動きが活発になります。
今回の大潮でいきなり産卵が始まっても困るので、
今日は4月7日生まれの二歳魚を雌雄に分けました。
雄だらけです。
4月6日生まれもそうでしたが本当に雌が少ないです。
今日は画像を撮っていませんが、
前回のブログではほぼ戦力外通告を受けていた魚のお腹が、
ついに柔らかくなってきました。
うっすらと追星も出て来たので雄と確定です。
次回の大潮までに間に合うかどうかですね。
是非その雄姿を見てみたいものです。
白勝ちの魚はお腹を押すとちょびっと精子を出しました。
ほぼ準備完了です。
問題は雌種ですが、まだ冬眠中の魚達の中に雌らしいのが数匹いたと思いますが、
今年はまだその姿を見ていません。
取りあえず今回はこの魚かな?
柄で損をしています。
しっかりとしたボディと尾は持っているのですが・・・
この柄損は遺伝するのです。
でも現状手持ちの魚の中でこれ以上の雌はいません。
産まれてくる仔達のお手手と大きな尾に赤色を!
雄達とのコラボレーションで奇跡を!
まだ二週間も先のタラレバ話でした。
投稿者 石原 | 記事URL