らんちゅうブログ
2012年12月 4日 火曜日
冬眠。期待の種魚
魚を冬眠させるためには綺麗な青水が理想ですが、急激にずるずると水温が下がったために水替え出来ない日が多く、このままいくと三分の二程の舟は汚れた青水のままで冬眠することになりそうです。
今年もいろいろありましたが、残った魚達は優秀な種魚としての素質がある魚が多く、また二歳、親魚で品評会で活躍できそうな魚も残っていると思います。
まずは雄魚のお気に入りです。
次の仔も兄弟魚です。
前回紹介した更紗模様の雌魚も兄弟魚です。
この魚達の雌親は浜松のKさんから譲って頂きました。自然産卵は自家産の雄がかかりました。
自然産卵の後に同じくKさんの雄を人工授精させて5000匹程孵化しましたが、2回目の選別で残る魚がいなくなりました。
相性が悪かったのでしょう。
自然産卵の卵は数が少なかったのですが、良い魚が多く残りました。
本当にrらんちゅうの掛け合わせは難しく意外性もあるため、らんちゅうのブリーディングは辞められません。
来年の掛け合わせはこの仔達の兄弟掛けは必須です。
あとこの仔達の両親共に健在ですが、雌親にどんな雄を掛けるのかは候補が多いのでその時に決めたいと思っています。
次回は今年新たに来年の種用に導入した魚達がいますので、ご紹介します。
投稿者 石原 | 記事URL
2012年11月11日 日曜日
ハネ魚の中で見つけた魚
参加できたのは私が所属する地元の会である明鱗会の8月の研究会だけでした。
三匹持っていってそれぞれ7席、8席、10席でした。
柄損ですが尾型の良い魚です。兄弟なので体型はそっくりです。
赤勝ち更紗が7席白勝ち更紗が8席です。
画像は当時の物です。2匹とも今も元気です。
赤勝ちが雌で現在たっぷりと卵を持っています。(抱卵) 白勝ちは雄で追星がくっきりと出ています。
11月10日
今年狙っていた本命魚は雄二匹から仔引きした魚達でした。
腰に重大な欠点はあるものの頭と尾形が良いのでどうしても仔を取りたかった雄達です。
2月1日に冬眠明けをさせて3月中旬には産卵させる予定でしたが、この二匹はすぐに体調を崩しました。
結局雌に産卵を促す為に産卵舟に入れておいた一匹の自家産の雄が4月上旬と下旬に産卵して孵化した魚達の父親になってしまいました。
本命と目していた雄達の仔が採れたのは5月に入ってからでした。
それはそれは大事にしていましたが数回の選別を重ねていよいよ横見での選別となった時に愕然としました。
見事に背下りの悪い仔達ばかりでした。それでも上見の良い魚は撥ねられずに置いていたら全ての舟に魚があふれてしまい4月生まれの二腹もぎゅうぎゅう詰めになりタイタニックを起こしてしまいました。
8月下旬に魚の数を減らすために、水替えの度に背下り悪い魚を撥ねていきました。
120Lの舟2舟にハネ魚をどんどんと入れてゆき餌は極少量だけ与えて水替えをしないで済むような飼育をしました。そうするとすぐに青水になり魚影も見えない状態になります。
2カ月以上見ていなかったハネ魚達もそろそろ整理して来年の産卵の為に舟を空にしていかなければなりません。
久しぶりのご対面です。
な・な・な~んと!
こんな上見のすごい魚が現れました。 動画をどうぞ |
今回ハネ舟の中で見つかった魚は上見でも尾形でも今年の当歳魚のなかでは、
No1です。
でもやはり腰から背下りが悪く、この魚を種雄に使えば今年同様に背下りの悪い魚だらけになるでしょう。
ただこの体型と尾形は捨てがたく過度な期待をせずに来年の仔引きに使おうと思っています。
背下りがガタガタで尾付の手前で 裏皿は大きい |
この時期になると来年の産卵の掛け合わせを考えます。(とらぬ狸の皮算よう)
この雄にはこの魚がピッタリという魚がいます。
最近まで雄だと思っていたのですが追星も出ないし腹がふっくらと柔らかくなってきたので多分雌でしょう。
期待していた魚ですが、芯ぶりがあり尾先が弱く泳ぎが野暮ったい。この魚の感じで掛け合わす雄の尾形が付けばあくまでも付けば来年は良い魚ができるかもしれません。
尾先がもう少し張って いれば 動画をどうぞ |
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投稿者 石原 | 記事URL
2012年9月12日 水曜日
悲しみを乗り越えて
こうしてブログを書いていても次々に起こった惨劇を思い出して悲しくなります。
急速に魚が大きくなるこの時期に異常なまでの暑さですぐに水が傷みます。
ホームセンターで洗車用の台を購入し、舟を二段に積んで魚の飼育スペースを広げる準備をしていました。
その矢先に次々と惨劇が起こりました。
8月21日朝その日の水替え予定の舟の魚が全滅していました。
前回ブログで紹介した綺麗どころの4匹が入っていた舟の19匹は無事でしたが、大きな舟に入っていた26匹が全滅していました。
この系統の半数以上を失いました。
さらに8月24日6舟に割って飼育していたうちの1舟が全滅。
もう完全にパニック状態になりました。
2舟が全滅して空きの舟ができたので、どうしても全滅してもらっては困る品評会用の魚が12匹入っている舟を2舟に割ろうと準備したのが、8月25日(土曜日)の夜の予約診療の始まる少し前でした。
6時頃で少し薄暗くなっていました。
普段なら翌日の水替えの準備を前日にする事はないのですが、魔がさしたのでしょう。
立て続けに大事な魚を失ったショックもあったのでしょう。
薄暗くなっていてさらに診察時間も迫っているのに大事な魚の横の舟を洗って水を張り、すぐに診察に出かけました。
翌日は日曜日です。
水替えがてら品評会用の魚をブログに載せるための写真撮影をしようとルンルン気分で起床しました。
さーて写真撮影・・・
なんと全滅していました。
前日の夕方は元気だったし無理な餌やりは控えていました。
目を疑いました。
エアーが出ていません。
何故・・・
何という事でしょうか、エアーのチューブが昨晩水を張った舟の下敷きになっていました。
いつも気を付けているのに昨晩は慎重さが全くありませんでした。
何故、時間がなく薄暗いのに水替えをしたのか?
何故エアーの確認をしなかったのか?
いつも目の保養をしてくれた魚達を1匹ずつつかみ色々な方向から眺めてはため息をついていました。
1番大切な魚達を絶対に殺すまいと気を配ったつもりだったのに、余計な事をして、ミスで殺してしまった・・・。
立ち直れませんでした。
ブログを更新する気持ちにもなれずズルズルと来てしまいましたが、今回のブログを書く事で一つの区切りを付けて、頑張ってブログを更新して行きたいと思っています。
投稿者 石原 | 記事URL
2012年8月16日 木曜日
お盆休みを利用して
らんちゅうに使える時間はたっぷりありました。
金魚屋さんへの出荷待ちのらんちゅうが100匹以上貯まっていました。
出荷待ちの金魚をどうやって管理していたかというと
輸送用のビニール袋に少量の水を入れて酸素を詰めて自分の部屋に
置いておきます。
毎日毎日選別をする度に袋の数は増えていきます。
酸素を入れて袋詰めにして放っておくと水は傷み酸素もなくなっていく
ので結局はビニール袋の水替えと酸素の入れ直しが必要になります。
これがまた相当な重労働なのです。
この重労働から解放されるために
病院の待合室を金魚屋さんにしてしまいました。
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投稿者 石原 | 記事URL
2012年8月10日 金曜日
日課
日課はらんちゅうの成長と季節によって変わりますが、現在の日課は朝の間に3舟の水替えをする事です。
4日前に水替えをした舟も真夏ならこの様な水の状態になります。
魚の姿がぼんやり見える程度です。
エサの食べ残しがあっても分かりません。
もしエサの食べ残しがあれば朝起きたら一舟全滅していた、なんてことも多々あります。
全滅までいかなくても水温が高い時期に水が汚れていると尾の先が傷んでまくれてしまう事も多くなります。
私が育てている当歳魚(今年生まれ)の舟は大小合わせて12舟あるために中三日で水替えをすると一日のノルマが3舟になります。
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投稿者 石原 | 記事URL