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2015年3月29日 日曜日
もうすぐ4月です! 今回はネコの爪を切ってみました
もうすぐ4月! 春がやってきました
神戸市の桜の開花宣言が27日に出されましたが、28日現在病院付近では、まだちらちら程度です。
28日撮影 満開予想は4月4日頃だそうです。
4月になると狂犬病やフィラリア予防でワンちゃんの来院が増え、ワンちゃんばかりの内容になっていましたが、4月が来る前に今回はネコちゃんのお手入れについて書いてみます。
一般的にワンちゃんに比べネコちゃんの寿命のほうが永いと言われ、いわゆる老いが見た目にわからない年齢不詳のネコちゃんがたくさん来院されます。
ワンちゃんは自宅や美容院でシャンプーやカットをされると思いますが、ネコちゃんを普段からシャンプーをされている方はなかなかいらっしゃらないと思います。
で・・・気を付けていただきたいのは爪とブラッシングです。
本来、ネコちゃんは自分でグルーミング(毛づくろい) 爪とぎをしますが、体調不良や高齢になると出来なくなり、恐竜の背中のような毛玉が出来たり、伸びすぎた爪が肉球に食い込んだりすることがあります。
普段からスキンシップをして確認してあげて下さい。
背中が恐竜というのは・・・手足顔などは、毛づくろいが出来たとしても、おっくうになるのか届きにくくなるのか、抜け毛が固まって角のようなトサカのような毛玉の塊になってしまうことです。
そうなると根の元を切って、毛玉を裂いてほぐしてブラッシングをしてあけないといけません。ひどくなると動きにくくなります。日頃からのお手入れが重要です。
ネコの爪は層になっていて爪とぎをして古くなった外側の爪をはがして適度な長さを維持しています。
爪とぎの場所で剥がれた爪が落ちています。
高齢になって爪とぎをしなくなるとどんどん伸びて食い込んでいきます。
きれいにとがれた爪
とげてない爪
爪を切った後
爪が伸びすぎて食い込んだ状態(イメージ図)
実際は穴が開いて腫れ、舐めてひどくなり化膿して肢を上げて歩けなくなって来院されることが多いです。
肢をよく舐めている場合は要注意です!
切った後
先の半分が食い込んでいました
こんなことにならないように日頃から爪を切ってあげましょう。 引っかき傷を作らないためや、クロス・障子を守るためにも・・・・
まず人用普通の爪切りを用意して下さい。 猫の爪は薄いのでペット用を用意する必要はありません。かえってやりにくいです。
たすけ君の爪を一人で切ってみました わかりやすくする為に結構グッと握っています。
膝の上で抱えこんでいます
しっかり先を出して
切った爪
診察台で行う場合
こんな感じです。ちょっとわかりにくいですが、
でもくれぐれも無理をしないで下さい。
出来ない場合は当院までお越し下さい。
爪切りだけで来院される方も多いです。
最後に、シニアのネコちゃんにお勧めのキャットフードをご紹介します。
ロイヤルカナン VetsPlanエイジングケアプラス ステージⅡプラスです
動物病院病院取り扱いフードです。
老齢のサイン(腎機能の低下・関節疾患)がみられる瘦せぎみのネコちゃんに適したフードです。
シニアのネコちゃんに多くみられる病気のひとつに腎臓病があります。
腎臓の健康を維持するためにリンの含有量を制限し良質な蛋白を使用し、関節のためコンドロイチン、グルコサミン、緑イ貝などが配合されています。 少量でもエネルギーが取れるように高カロリーになっています。
嗜好性がよく好評です。
粒の形・大きさです。
お気軽に、健康診断を受けてみませんか?
詳しくは、当院までお尋ね下さい。 サンプルを用意しております。
投稿者 石原動物病院