上手にお薬を飲ませましょう！投薬方法のご紹介|動物病院なら、長田区の石原動物病院へ

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2013年6月17日月曜日

上手にお薬を飲ませましょう！投薬方法のご紹介

６月になりました。

　雨はそんな降っていないのにジメジメした日が続いています。
暑さの影響か湿度の影響か体調を崩している（下痢・嘔吐）子が、続いています。
じとーとしてだるーくなっているのは私だけでしょうか？？　皆さんはいかがですか？

いよいよフィラリア予防の季節になりました。　ラッキー君にとっておいしいお薬（おやつ）がもらえる時期になりました。
多くの場合フィラリア予防のお薬はチュアブルタイプ（自分で食べるタイプ）ですので簡単に投与することが出来ますが、普通のお薬は飼い主の皆さんが投薬しないといけません。

ワンちゃんには比較的上手に投薬されていらしゃいますがネコちゃんは苦手にされている方が多いみたいですので今回当院でお勧めしているお薬の投与方法をネコちゃん　

　中心に書いてみたいと思います。

お薬には・・・

粉薬・・・・甘味のあるドライシロップ・錠剤を分包したやや苦味のある粉末

錠剤・・・・1錠または、体重によって切った欠片

水薬・・・・甘味のあるもの・ドライシロップを溶かしたもの

などがあります。

粉薬の場合　（　避妊・去勢後の化膿止めとして処方するなど比較的使用頻度の高いドライシロップの場合）

お薬と一緒にお渡しするスポイドを使用します。

お水を適量吸い包みの中で溶かし吸い上げます。　　・・・・・・・1包で1.5ccほど

体を保定し少し顔を上に上げ歯と歯と間からゆっくり流し入れます。


1と2の間のメモリで約１．５ｃｃです。　溶かして吸い上げると2ccぐらいになります。


できれば2人でするほうがベストです。真正面からではなく横からです。

一人で行ったのでちょっと不恰好な状態で参考になるかどうかわかりませんが、おいしそうに飲む映像を見てください。

動画はこちらをクリックして下さい。

次に苦手にされている錠剤の場合

まず、先の尖っていないピンセットを用意して下さい。　１００きん、ホームセンター、薬局などで売っています。

利き手で錠剤を挟み逆の手で頭を固定し頭を９０度ぐらい上に向けます。　くれぐれも無理の無いようにそうすると口が緩みます。

無理にこじ開けようと思わずに口がゆるんな瞬間にピンセットで舌の根元へ落とし入れる？というか置いてくるイメージかも？しれません。　ど真ん中に、皆さんが思っているより結構奥に入れます。
＊　私は主に保定者(体を支える人）ですので説明がうまく伝わらないと思いますが・・・成功のカギは左手つまり顔の角度・指の位置にあると思います。
くわしくは、院長までお願いします。　

モデルに協力していただいたクロちゃんは大人しく、とてもお薬を飲むのが上手で先生一人で飲ますことができます。　　一般的には2人で投与していただいたほうがいいと思います。

動画はこちらをクリックして下さい。

どの子もこの様に出来ればいいのですが、引っかいたり・噛んだり抵抗されたり、泡やよだれを出す場合は、無理をせずご相談下さい。　お助けアイテムをお勧めします。
おくすりちょうだいというほのかに甘味のあるチーズ味のジェル状のもので粉薬を混ぜたり錠剤をつけて投与することが出来ます。　結構好評です。